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Archive for 11月, 2004

人気の裏では・・・

水曜日, 11月 17th, 2004

 やはりダックスは人気があります。ペットショップを覗いてみても、ダックスのショーケースの前には必ずといって良いほど興味深そうに眺めている方がいらっしゃいます。かれこれダックスの人気もここ5年くらいは続いているでしょうか?一般的にいろいろな病気が確認され始めるのは7〜8歳を過ぎてからが一般的なのですが、ダックスについては5歳ぐらいの年齢は運動量も活発なせいか腰を痛めてしまう子が多いように思われます。半導体レーザーなどによる理学療法で回復する子もいれば、外科的にヘルニア部を処理してあげないと回復できない子もいます。?n 実は、明日も腰を痛めてしまったダックスのヘルニアの手術が控えています。この子もやはり5歳で、症状は突然現れました。手術をして1日でも早く歩けるようにがんばろうね!(手術の際には写真のように背中の毛をバリカンでカットしてしまいます。)

また、ご縁ができました!

月曜日, 11月 15th, 2004

 2ヶ月ほど前に心臓病で愛犬のシーズーを亡くした老夫婦がいらっしゃったのですが、その時はだいぶ落胆されており私も“もう犬は飼わないのだろうな”と思っていました。そのことも忘れかけていた今日の午前中、その老夫婦が新たにワンちゃんを連れて来院されました。嬉しそうに抱きかかえたその腕の中には小さなシーズー犬がしがみついていました。?n 1度大切なペットを亡くされてしまうと、次はペットを飼わない方や、前のペットのことを思い出してしまうので病院を代える方もいる中、“また先生のお世話になるよ!”といって来てもらえることは非常に嬉しい限りです。こういう気持ちはいつまでも忘れてはなりませんね!

夜のお産はちょっと辛い!

日曜日, 11月 14th, 2004

 予定日より2日ほど早くダックスの赤ちゃんが生まれました。破水してしまったのが昨晩の9時頃で子犬が出てくる気配がないようなので帝王切開となったのですが、母子ともに状態も良好で本日の朝10時に自宅へと帰られました。夜のお産でちょっと辛いのは、生まれた赤ちゃんにお乳をあげなければいけないことです。帝王切開だとお母さん犬が“産んだ”という意識がすぐにでないようでなかなか子犬の世話を始めてくれないため、母乳と交互に人工ほ乳をまめにしてあげなければならないんですね。?n お産に際して毎回思うことですが、獣医側と飼い主さん側との連携があってこそ無事にお産を終えることができると思います。もしも“お産かな”と思ったら必ず1度は病院に行き、何が起こっても良いように獣医さんとお話ししておいてくださいね。駆け込みのお産だけは困りますから・・・。

ワクチンアレルギー

土曜日, 11月 13th, 2004

 犬猫のワクチンとは感染症から体を防御、あるいは症状を軽減するために使用されるものです。けれどもワクチンというものは必ずしも安全なものではありません。と、そんなことを書いてしまうと皆さんワクチンを打たなくなってしまうかも知れませんが、ワクチンを打たれた体の中では免疫力を上げようとするために様々な反応が起こっています。このときにワクチンに対して反応が敏感な子では“ワクチンアレルギー”というものが起こります。この症状は様々なのですが、顔が腫れてしまったり、食欲が無くなってしまったり、動かなくなってしまったりする場合があります。このような状態がワクチン接種後数分から丸1日続いてしまうことがあります。あまりにも症状の激しいものではアレルギーを治めるための注射を打つことになりますが、ワクチンを打った後には上記のような症状が出ることがあることも知っておいてくださいね。(もし、症状が現れてしまった場合は必ず病院で診察を受けてください)

目線をかえてみると

水曜日, 11月 10th, 2004

 診察していないときは受付に座って左のような風景を見ていたり、カルテの整理や参考書を読んだりしていることがほとんどなのですが、ふと目線を上げてみると当院の裏に控える八幡山公園の葉っぱが赤や黄色に色づいていることに気づきました。一日のほとんどを室内で過ごしていると、今日は暖かいのか寒いのか、ジメジメしているのか乾燥しているのか解らないときがあります。診察中に会話の中で“今日は暖かいデスねー。”なんて飼い主さんに言われてはじめて今日が暖かいことに気がつくこともありました。?n 私たち獣医師の仕事は目先の病気を治すことばかりに気をとらわれがちですが、気候の変化を感じ取って“そろそろこんな病気が流行り出すかな?”なんてことも患者さんにお知らせできるような感性を磨かなければなりませんね。

BUNのこと

火曜日, 11月 9th, 2004

 BUN(Blood Urea Nitrogen)とは日本語訳すると“血液尿素窒素”というもので、BUN値の上昇は一般的に腎臓の機能の低下を表すものですが、BUN値の低下でも腎臓の機能の低下を表しています。健康診断などでは、意識として何となく数値の高いものばかりに目がいってしまいがちですが、数値が低いところに思わぬ落とし穴があることがあります。一般的にBUN値が高くなってしまう原因としては腎臓自体の機能の低下であったり、尿路(おしっこが通過する管)の問題だったりします。反対にBUN値が低くなってしまう原因としては多飲多尿(尿素の喪失)であったり、尿崩症であったり、腎盂腎炎であったりと、これまた腎臓の機能異常で起こっています。もう一つのBUN値低下の原因としては極端なタンパク質の制限食の給餌、それと慢性的な肝機能不全があります。?n 検査の値についてわかりやすく説明しようとすると値が“高いか低いか”ということになってしまうのですが、数値が高くなかったからといって安心はできないということを覚えておいてくださいね。

歩けるようになって良かったね!

月曜日, 11月 8th, 2004

 9月12日に脊椎の手術をしたダックスが久しぶりに来院されました。脊椎の手術は術後にすぐに歩き出してくれる子もいれば、なかなか自力では歩くことができずに長い経過をとる子もいます。この子もレーザーやジャグジーバスによるリハビリ、さらには自宅でのリハビリを重ねたことで、だいぶ自力で歩くことができるようになりました。すぐに結果が判る手術もあれば、このようにある程度の経過の後結果が判る手術もあります。どんな手術でも全てが良い結果をもたらすとは限りませんが、脊椎の手術は歩けるようになることで手術したことが良かったと思える手術です。?n けれどもこの結果をもたらしたのは手術したということだけではなく、飼い主さんのリハビリに費やした日々の努力の賜物だということを忘れてはなりませんね。


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