終末医療とは?

 始まりがあれば必ず終わりもある。楽しい時間を過ごさせてくれるペットにも寿命を迎えるときが来ます。自宅で穏やかに最後を迎えることができるペットもいれば、事情により病院でお亡くなりになるペットもいます。重たい書き出しですが、先日まで当院には2頭の重病ペットが入院していました。共に腎不全の末期状態で、点滴をすることで何とか身体を維持できているような状態です。点滴をやめてしまったら・・・おそらく数日と身体はもたないでしょう。
 その入院中の飼い主さんから1つの申し出がありました。“このまま入院させておくことがこの子にとって幸せなんでしょうか・・・。”難しい選択だと思います。病気や症状によっては快方に向かう治療ではなく、現状維持あるいは悪くしないための延命治療であることもあります。腎不全も末期の場合、何とか生き存えさせているということにもなります。今回は家族の総意ということで点滴をやめ、住み慣れた自宅で経過を見守りたいという申し出を受け入れ退院させることとなりました。あれから2日、その子は特に苦しむことなく眠るように亡くなったそうです。
 終末医療のあり方とは・・・・・なかなか難しいものだと思います。これがBESTと言えるものはありません。けれど本人が苦しまず、飼い主さんが納得できる一番の方法を導き出してあげることができればそれが一番いい医療なのでは・・・。
辛く寂しいことですが、それを決めることができるのは家族である飼い主さんだけだと思っているのですが皆さんはどう思われますか。

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Posted by nomata


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